会社案内
基本理念
障がいという概念から脱却し、個性を持った人間として、
恵那市山岡の地場産業を通じ、
地元の住民の方と支え合って生きていけるコミュニティを創出します。
私の原点
息子が産まれてきた日。
命に感謝、無事に産まれてきてくれたことに感謝しました。
22時間の陣痛の後に産まれてきてくれた子は親なら皆が経験する感動でした。
乳児健診でも少しの遅れなので、様子を見ましょうと言うところから始まり、一歳前には、大泉門がなかなか閉じていかないと指摘があり、運動面と、言葉での遅れが出てきました。
一歳をすぎた時、痙攣を起こし、経験のない私は、怖すぎて息子を抱っこすることも出来ず、近くにたまたまいた脳神経外科の先生が救急の手配や、息子を抱っこしてくれました。
そんな未熟な私でしたが、分からない事を分からないではなく、分かるように小児科医の先生に相談し、自らも勉強し、息子の事を理解しようと努力していきました。
言葉の遅れから沢山話せるようになったのは5歳くらいですので、それまでは、心を大切に、何を伝えたいのか、どう思っているのか分かるように寄り添うことに努めました。
保育園時は加配の先生をつけて頂きました。
運動会の時は1人だけ親がでて一緒にそばについていたり、
理解はしても、なんとなく複雑な気持ちにもなっていたのを思い出します。
甘やかして抱っこしてるなんて言われることもあり、心を痛めることもありましたが、かわいい息子は大好きでした。
卒園後、特別学級と支援学校を見学に行き、どちらの学校に行くかは本人で決めてもらいました。
理由は、本人の人生だからです。
親が残せる最大の財産は教育と、その子の力を伸ばしていける環境を、フォローする事だという考えがあります。それは今も変わりません。
そんな息子も、支援学校でたくさんの先生方、友達にお世話になり、たくさんの経験をさせて頂き、今年で卒業です。
中学校の卒業式は欠席でした。でも、とても大切な事を息子から学びました。
それは…仲のよかった友達が転校するので、当日、寂しいので行かないと話してくれた時のことです。
私に手紙を書いて欲しいと言われましたので、本人の言う内容で書きました。
それを学校に持っていき、先生から友達に渡してもらいました。
すると夕方、担任の先生が家に「卒業おめでとうございます!と言って来てくださいました。
そこには、手紙の返信があり、息子はとてと喜びました。
その時、私は、息子なりの卒業式が出来たんだなあと思い胸が熱くなりました。
卒業式に出て当たり前という考えをガツーンと金槌で叩かれたような。
その時、世の中の当たり前って、誰が決めたんだろう?
普通ってなんの基準なんだろう?
と気がつき、その人一人一人の世界や個性を大切にしていきたいと強く思うようになりました。
何が正しくて間違っているのではなく、お互いを認めて助け合っていける社会や会社があればいいのにと思うきっかけを作ってくれました。
友達からもらった手紙はいつでも見れるようにトイレの壁に貼って欲しいとのことでしたので今でも大切に貼ってあります。
弟が友達と遊びに行くのを見て、自分も行きたいと思ってもなかなか休日に遊ぶ環境がないため、特定の人との繋がりに限られることが多く、開けた環境の中で生きていけると良いと思っています。
息子はてんかんと発達障がいなどがありますが、てんかんに関しては、ずっと付き合っていく物でしたので、息子に合う主治医の先生を探し続けました。時にはドクターショップしているね。と言われる方もいましたが、薬を飲むのも本人が納得して飲むことや、主治医との関係も大切になると思い、約10年近くかけてやっと出会うことができました。なので今は色々あっても、主治医がいて下さることに安心と感謝しています。
いろんな人の支え合って今がある事、またこういった経験を生かしてより多くの人がしあわせに暮らせる会社をつくっていきます。
今後とも宜しくお願い致します。
会社概要
施設名 | 一般社団法人 結喜(ゆいき) |
代表者 | 小竹 結喜子 |
所在地 | 岐阜県恵那市山岡町下手向777-1 |
開設日 | 2023年4月 |
定休日 | 土日祝日 |
電話番号 | 0573-38-0196 |